行動力がないわけでもないのに、なかなか行動できない人というのは「たくさんの選択肢の中から何をするかを選べない」という理由が大きいと感じます。
ではどうして選べないかといえば、「ひとつを選んでしまえば、そのほかを選ぶことができなくなってしまう」からではないでしょうか。ひとつに決められない……というより、ほかの選択肢を手放すことを決められない、ということかなと。
可能性を減らす気がして、不安がでてくるのでしょう。
まだ決めずにいるうちは、あれもこれも「たくさんの事柄を選ぶことができる状態」ですが、決めた瞬間に「もう選べなくなってしまう選択肢が多数でてくる」わけで、不安になる気持ちはわかります。
ですが、この世には「時間という変化のしくみ」があるので、世の中で必要とされるものも、人々の関心をひくことも、時間とともに移り変わっていきます。昔から持ち続けてきた選択肢はだんだん古くなっていくので、いつまでも有効ではありません。
たくさんの選択肢を手放さずに持ち続けていたとしても、いつかは「選べなくなっていく」「使えなくなっていく」ものが出てきてしまうので、
先延ばししすぎずに、早めの段階で(選べない選択肢がでてくるより前に)自分で選んで決めていくほうが、人生が望ましい方向にいくと思います。
そうして行動していく中でまた「新たな選択肢」がでてきて、未来への可能性をふたたび広げることもできますから。新たに増えたものは「当分は古くなる心配をしなくていい選択肢」なので、安心につながっていきそうです。
選ぶと、そのほかの可能性を減らす…気がしてしまうけれど、
選ばないままでいても、選べる選択肢が(手持ちの選択肢の中としては)いずれは減ってしまうので、自分で好きに選べるうちに行動していくほうが、納得感が大きいですし、人生が豊かになっていくと思います。
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