人の性質は、たましいの領域から備えてきた先天的なものと、この人生の環境や経験から培われた後天的なものによって作られています。
どちらもお互いに影響し合っていますから、線を引くようには分けられませんが、「どちらの要素が大きいか」という比率を把握することはできます。
ある規則性に従って考えていけば、そう難しいものではありません。
先天的なこと(生まれ持った要素)
先天的な本質は、そう簡単には変わりません。こちらは、その人自身を構成している要素になります。
紙に例えるなら、画用紙であるか、和紙であるかというような材質や種類です。
後天的なこと(思いグセ)
自分の努力や工夫で変えられる要素の大きいものは、後天的な要因でつくられたものである比率が高いですね。「身についた行動パターン」というあらわれになることが多いです。
こちらを紙に例えるなら、紙についた「折り目」です。
材質や種類は変わりませんが、紙についた折り目は、伸ばすことができます。つまり、変えられます。ですが、同じところから折れやすくはなりますね、それが行動パターンなどの「クセ」としてあらわれる、とういことです。
私を事例として説明するなら、私は、商売をしている家に生まれたので、「お店での買い物や、サービスを受けるときに、やたらと気を使う」ほうです。
美容室なんかでも、おわったらすぐに店を出ます。時間をとったら悪いと思ってしまうので。あと、試着して買わない、というのも苦手なので、なるべく試着しないようにしています(^_^;)笑。いらなくても買ってしまいそうになりますので。。。
これは、ついそうしてしまうパターンではあるけれども、変えようとすれば変えられます。「気になる」ところは変えられなくても、「行動」は変えられますのでね。生まれた後の環境でつくられた反応のパターンは、そういうものです。
一方、「神経質で、細かいところまで考えすぎてしまう」という性質については、こちらは、何をどうしようと変えることはできません。髪や目の色と同じような、生まれ持った自分自身の特徴のひとつだからです。
このように、基準を理解して自分を振り返ると、だいたいのところはわかるものであるように思います。
・・・そこまでわけて、認識する必要があるかというと、そうではないかもしれませんが笑、関心がある方は、自分を振り返ってみるといいと思います。
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