リーディングにおける道具の役割とは

リーディングセッションで、鑑定者側が何かしらの道具をつかって読みとるスタイルがあります。タロット、ペンデュラム、筮竹(ぜいちく、易でつかう竹製の細い棒)などいろいろあります。

これらの道具がはたす役割とは、

エネルギーの振動を増幅させることだと考えます。

幻想的な少女

読みとる対象となる、スピリチュアルなエネルギーの振動は「微細」です。通常なら何も感じないくらいの微かなものを、鑑定者のセンスという「装置」をつかって受けとります。

このとき、鑑定者と相性がいい道具を介して受けとると、

微かな振動が増幅されて、わかりやすく受けとることができます。

そういう(振動を増幅させる)目的があるので、道具は「動かして使う」ことが多いわけですね。カードならシャッフルする、筮竹も広げながら扱う、ペンジュラムも石や金属の揺れで判断するというふうに、刺激を与えます。

道具をつかう本人はそこまで意識せずに手順どおりやっているだけかもしれませんが、しくみを言語化するならこういうことだろうと考えます。

たとえるなら縮小コピーとして伝わるものに、刺激を与えて正しい縮尺で引きのばして拡大させて見やすくする感覚でしょうか。このとき曲がらず上手に拡大コピーできる人ほど「当たる」という現象になるのだと思います。

私自身はあんまり道具を使いません。こういうタイプは、縮小コピーを縮小のまま受けとって読みとるのが得意で、むしろ拡大する作業が「不必要なひと工程」に感じられるというか、伝達のノイズになる感覚があります。または、縮小のままでも拡大しても読みとれることは変わらないから縮小のままでいいというか。

これはどちらが優れているとかではないし、初心者とか中級者とかも関係がないです。その人がやりやすい方でやればいいと思います。

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