「お客さんから必要とされているもの」が、売れるもの。

仕事は、お客さんがお金を出して、商品なりサービスなりを買ってくれることで成立しますから、お客さんが欲しいと思うものを売り、対価を得ることで成立していきます。

自分が売りたいもの、ではなく、お客さんが買いたいもの、です。

先日、いつも行っているスポーツクラブで、フロアに用意してある給水器が故障していて「本日は使用できません」という状態になっていました。水を持参する人もいるし、館内に自販機もありますが、給水器で飲んでいる方も結構いらっしゃるようなので、その日は不便だったろうと思います。

この状態の給水器付近で、ペットボトルの水を安く販売したら・・・売れるかもしれませんよね(^^;)、今すぐに飲みたい人は自販機までいくのが面倒だと思いますから。

以前、骨折して入院していた頃に思ったことです。整形外科の病棟は(入院までするとなったら、だいたい脚を怪我している場合が多いです)「動けないけれども、それ以外は元気」な患者さんがほとんどです。

売店まで買い物にいくのは、エレベーターで車椅子の移動となるので大変です。ですが、食べ物などに制限のない人がほとんどで、ただ動けないだけですから、「売りに来てくれるなら、買う」と思います。

実際に、「売店からワゴンで、新聞とかお菓子とか売りに来てほしい」と言っている方がたくさんいました、笑。

自分が提供する側となると、どうしてもサービス内容に「こうしたい」というこだわりがでてしまい、「売りたいものを、売りたくなる」けれども、実際に売れるのは、「お客さんが、買いたいと思うもの」「お客さんが、必要なもの」ですよね。

「自分が」ではなく、「お客さんが」のほうにフォーカスしないと、仕事としてやっていくのは厳しくなると思います。

あくまで考え方の一例ですけれど(実際にはいろんなケースがあるのでひとまとめにはできません)自分でお店を出したいとか、フリーで仕事をしたいという方からのご相談が最近多いので、考えるポイントのひとつとして参考になれば(^^)。

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