会話の場面で緊張してしまう人は、「そのまま」をわかってもらう。

「会話がうまくできなくて、人と接するときにとても緊張してしまう。リラックスして、気の利いたやりとりができる余裕がない」という悩みをもつ人は、

繊細さがあるからこそ、そうした温度差や雰囲気に気づいてしまい、

繊細さゆえに考え過ぎて、悩みを深くしてしまうことがあります。

悩みの対象となる人間関係が、仕事の付き合いではなく、プライベートの人間関係なら、「特に、何も改善しなくても大丈夫」ではないでしょうか。

真面目な人ほど、自分を向上させて、相手に負担をあたえないようになんとかしようとするのですが、しかし、そうした方法は、自分にストレスが多くなる上に、あまり関係の向上に寄与しないこともあるものなんですよね。

 

実際、緊張してうまくできない状態を、幾らか改善することはできても、上手な人と同じレベルでうまくできるように「変える」というのは・・・とても難しいです。

苦手なことをなんとかカバーすることは出来ても、苦手なことを「うまくやる」とか「気がきいた対応をする」のは簡単にはいきませんからね。

そうした対応は、コミュニケーションの上級編であって、普通にできる人や得意な人が「上乗せ」として心掛ける領域のことととらえましょう。

無理に緊張を隠そうと不自然になるよりも、素直に「自分は、会話で緊張してしまうほうなので、もし、うまく話せなくて変なことを言ってしまったらゴメン」と、ひと言、伝えておくほうが、好印象になることもあります。

自分の弱いところをさらけ出すのは勇気がいるけれど、難しく考えるより、素直に伝えるほうが、相手との距離が縮まって信頼が生まれることもあるのです。

仕事の場面と、プライベートの場面は、考え方が違います。仕事では、苦手を乗り越えて出来るようにしていく必要性が高い場面もあると思いますが、プライベートでは必ずしもそうではない、ということです。

コメント