前世との共通点が多くみられるのは?

前世リーディングを実施したときの、回答後の質問として、以下のような内容をいただいたことがあります。

「転生を何度も繰り返すことで、いろいろな経験から、違う種類の性質を獲得していくしくみだと思っていたので、前世のようすと今の自分に共通点が多いことに驚いた。性質というのは、一貫してかわらないものなのか?」と。

同じような疑問をもたれる方もいるかもしれませんので、こちらでもシェアしていくことにします。

何度も転生する経験を通して、いろいろなバリエーションの状況から身についていく経験値や知恵があるのはそのとおりなのです。

たとえば、男性だったり女性だったり、東洋だったり西洋だったり、長子だったり末っ子だったり、違いがあることで、経験する内容も変わってきますよね。

しかし、前世のようすには、今の自分と共通点が多く存在していて、いろいろなバリエーションの性質を、順番に獲得していくようなものとはちょっと違います。たとえば、前回は楽観的な自分という経験、今回は逆に、悲観的である自分という経験、・・・とは、ならないことが多いのです。

なぜなら、生まれる時点で「先天的に備えている性質」というものがあるからです。

人の性質・性格は、生まれた時点でゼロからスタートすることはなく、赤ちゃんの時点で、おとなしくて手が掛からない子もいれば、元気いっぱいの子もいるという、個性がありますよね。

こうした「生まれ持った先天的なもの」と、人生経験を通して身についていく「後天的なもの」との掛け合わせで、その人の性質が作られていきます。

前世や今世での、それぞれの人生経験を通して獲得していくものは、後天的なものとなります。先天的な生まれ持った部分は、最初から備わっていますから、

そちらの部分は、どの時点で比較したとしても、何らかの共通点はみられることになる、というしくみです。

たましいの性質そのものも、経験値が増えていくほどに成熟して変化はしていきますので、「一貫してかわらない」という固定されたものではないのです。しかし、「元」となるものがあっての、バリエーションですので、共通点はでてくるということですね。

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