違いがあるからこそ、感動が生まれる。

自分と相手との認識の違い、考え方の違い、価値観の違いなどによって、思い通りにならないとか、待たされるとか、手間が掛かるとか、イライラさせられることは多いものです。

違いというのは、ストレスを作り出します。

けれど、すべてが同じになる状況は、別の意味でストレスになりそうです。違いがなければ、感動が生まれないからです。

もしも「世の中のすべてが、自分と同じ」だったら、と想像してみるとわかります。

テレビをつければ、歌手が、自分と同レベルの歌唱力で歌っていて、

スーパーにいけば、売っている商品は、家の冷蔵庫にあるものと同じで、

推理小説を読めば、使われているトリックは、自分の知っているもので、

外食にいけば、出てくる料理は、自作した場合と同じ味がする、

・・・という状況になったら、まったく新鮮味がなく、予想どおりで期待感もなく、行動しようとする意欲も下がってしまいそうです。

そう考えると、さまざまな「違い」が、与えてくれていることは大きいのです。ストレスだけが目立つけれど、やる気も、感動も、楽しみも、そこから得られているんですよね。

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