他人の「ネガティブな思い」がわかってしまうのは。

人の関わりとはオーラ同士の関わりで、お互いのエネルギーが行き交うことになります。

エネルギーに敏感な人は、相手が具体的なそぶりをみせなくても、言葉に出さなくても「今私に、面倒だなーと思っただろうな」とか「早くこの話題を切りあげたいと思っているんだな」と、なんとなくわかってしまうことがあります。

こういうことは不思議と「嫌だ」「面倒だ」「やりたくない」という、否定的な要素が含まれる思いが、わかりやすいものですよね、笑。

それにはエネルギーレベルでの理由が存在します。

この世では「否定的なもののほうが、刺激が強くわかりやすい」という特徴がみられます。

肯定的なものは、エネルギーの動きとしては「順行」「スムーズ」なので違和感が生じにくく「肯定的であるゆえに、特に何も気にならない」ことも多いです。

一方、否定的なものは、エネルギーの動きが「逆行」「調和していない刺激」となり「感性のセンサーに違和感としてキャッチされやすい」のですよね。

そのため、肯定的なものと否定的なものが同じくらいあるとしても、否定的なほうばかり意識されたり、または、肯定的なものが大部分で否定的なものは1%程度でも、否定的なものばかり意識されたりという、バイアスが掛かりやすいです。

このしくみを理解して、相手の否定的な思いがわかってしまったときにも、

「自分のこの認識は、(自分の気のせいではなく)相手の思いを実際にとらえているとしても、これが相手の気持ちの全部ではない。1%か、2%の、ちょっとのことかもしれない」というふうに、

自分が受けた印象から、少し内輪でとらえていくくらいがいいと思います。

このセンサーが発達している人は、相手が抱いたごくわずかな不満などを、まるで自分を全否定されたかのようにとらえて、人間関係に亀裂がはいってしまったり、

些細なことを気にして、その関係内に入っていけなくなるなど、行動範囲を狭くしてしまうこともあるものです。

しかしそれは、エネルギーとしての「わかりやすさの度合い」があり、キャッチしやすいほうを、多めにわかってしまっているだけかもしれませんから、

楽な気持ちになって、適度に受け流していくくらいがいいのだと思います。

コメント

  1. ゆくり より:

    こんにちは。
    いつもリカコさんのブログを楽しみにしています。

    他人のネガティブな思いが分かってしまう人とは、まさに私の事です。
    親しくない人や集団の中で会話をしているとネガティブな思いが分かってしまう事がよくあります。そういう時は、確かに自分から距離を置いてしまいます。そして気持ちが凹む事もあります。

    しかし、リカコさんのブログにあるようにその人の全体の1〜2%が出していると捉えて一回り内輪を見ようと勇気づけられました。
    ありがとうございます。

    • リカコ リカコ より:

      その思いは、全体のうちの1~2%だととらえれば、
      そのほかの思いも、98~99%あるということになりますから、

      「幅広いいろいろなうちの、ほんの一部」ととらえていけば、
      自分の側の印象も、ずいぶんと変わるのではないかなーと思います。

  2. ピグ より:

    今日は。
    肯定的なものが大部分で、否定的なものは1%程度であっても、否定的なものばかり意識されることがある・・正しく私が今その精神状態で苦しんでいます。
    客観的には幸せなのに、なぜか1%ほどの嫌な経験とか、二度と会わない人くらいの薄い関係の人から、嫌な態度を取られたこととかを忘れられません。

    • リカコ リカコ より:

      ピグ様

      否定的なエネルギーは、肯定的なエネルギーよりも、わかりやすいので、
      ちょっとしたことが長く意識に留まりやすいというのはありますね。

      忘れられないことは、そのままにして(その件を忘れよう、とかはあまり考えずに)、
      何か、行動することに時間をつかうようにすると、

      行動にエネルギーが使われて、思考に注ぐエネルギーが減っていくので、
      時間とともに、印象が薄まっていき、楽になることも多いようです。