守護霊に対する関心は、理解とともに変化する。

スピリチュアルな知識がついて、すべての人に守護霊という存在がいることがわかると、まず気になるのは「自分の守護霊はどんな存在(性別や職業など)か」ということです。

人の関心は、まずは、わかりやすいほうに向き、そういう要素から守護霊の人物像をつかもうとします。

次に知りたくなるのは、「守護霊は、自分のことをどのような見方をしているのか」「守護霊の目線から、自分はどう評価されているのか」という点です。

守護霊という存在の目線が、常に自分自身へと、外側から注がれているような感覚でとらえるようになり、自分より霊的に進んだ存在からみた、現時点での自分はどのような位置付けなのかがとても気になります。

この段階で、だいたいの人は数年くらいを費やすのではないでしょうか。

そして、さらにスピリチュアルな知識への「理解」が進んでいくと、守護霊とは、自分とかけ離れた、外側にいる存在ではないこと、「たましいの領域を同じとする深い繋がりの存在」であることがわかってきます。

守護霊の意識や目線は、自分の外側から注がれるのではなく、自分の内側に存在するもので、

自分の抱く思いや、あらわす行いの中に、それは重なり含まれているということが、それまでの経験から、感覚として「わかる」ようになるのです。

そうなるともう、守護霊がどうこう、ということはあまり気にならなくなり、自分がこの人生をどう過ごし、何をなすのかということに、関心が向いていきます。

その状態は、自分と守護霊の意識が、同じ目的と方向で重なっているといえるでしょう。

守護霊が望んでいるのは、その人が、守護霊という存在を認めたり信じたりすることではなく、守護霊からみた優等生になることでもなく、

「その人自身の人生が、しっかりと進んでいくこと」なのですから。

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