前世の経験値が多い人特有の、大変さがある。

スピリチュアル的にいえば、人はたましいの存在であり、人生とはたましいを磨くための学びの機会です。

今回の人生以前にも、何度も生まれ変わってたましいを磨く学びをしていて、以前の経験を「前世」といいます。

前世が多い人は、たましいの経験値をたくさんもっているので、今回の人生にも、それらが反映したメリットが出てきて得をするイメージを多くの方がもつのではないでしょうか。

確かにそういう面もなくはないけれど、逆に、経験値が多いゆえに「ものごとに対して熱くなることができない」という大変さもあります。

前世の経験値が多いと、たましいが知っていることが多くて、何をやっても「結果はだいたいこうなるだろうな」という予測をもつことが「できてしまう」ので、皆と同じ温度の喜怒哀楽を味わいにくいところがあります。

やる気がないのとは違いますし、その事柄自体の重要性もちゃんと理解していて、真面目にとりくむ姿勢もあっても、

そうした表向きの姿勢とは別に、内側の自分はどこまでも冷静で、他の人と同じような度合いで、期待してわくわくする感覚になりにくいのです。

たましいの経験値が多いことで、慣れていたり、知っていたりする分、ものごとがうまくできたり、コツをつかんだ動きをとることができたりするけれど、

たましいが慣れていて知っていることが多ければ、ものごとへの新鮮な印象や、どうなるかわからない期待感などは、薄れてしまうからでしょうね。

前世の経験値が多い人が、今世で有利になることばかり・・・などという解釈はまったくの誤解で、「熱くなれない状態で、日々の中で発生してくる事柄に対峙していかなければならない」のは、それはそれで大変さがあります。

それがいやだと諦めてしまえば、やることがなくなり、「人生そのものが暇になってしまう」という、そのはざまで「静かな葛藤」をすることになります。

怒りや不満で大騒ぎすることも、八つ当たりすることもありませんし、できません。そういうことでは解決はしないこともまた、たましいが「知っている」からです。

前世が多い人は「そういう葛藤を乗り越えて、この人生をいかに過ごすか」「その上で何をなすか」が学びなのでしょう。

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