子どもの頃の特徴に、前世の経験があらわれていることもある。

人の性格とは、「生まれ持った先天的なもの」と「生まれたあとの経験からつくられていく後天的なもの」と、両方の関連でつくられていきます。

生まれ持ったものとは、たましいの領域にある「これまでの前世で培った経験値」です。前世での経験値の一部分を備えてこちらの世界にやってくるのです。

白いドレスで本を読む少女

大人の性格には、生まれた後から身についた後天的なものが加わっていきますから、大部分の人が「一般的な大人のふるまい」ができて、いきなり感情をあらわさないとか、相手に配慮するとか、本音を言うところを使い分けるとか、

そういうことを自然に切り換えて行っているものですよね。

しかし子どものうちの性格には、後天的な経験値が加わっていませんから、そうした配慮や切り換えが、生活の経験から身につくとは考えにくいです

仮に、その子が平均よりストレスの多い環境にいるとしても、状況を客観的にみつめたり、自分を守るためのふるまいを覚えたりするにはそれなりの年数が必要です。

けれど実際には、まだ幼くても、ストレスの多い環境にいるわけでもなくても、周囲に配慮して感情を出し過ぎないようにしたり、相手にあわせて我慢するとか、本音をあまりいわないとか、そういう子ども存在しますよね。

それはどこから身についたのかといえば、年齢的にも、環境的にも、この人生経験で身についたものでないなら、「生まれ持ったもの」であり「前世での経験値」が影響しているということではないでしょうか。

子どもの頃に「一般的な子どもたちが示すようすとは、ちょっと違う考え方や行動の仕方をとる」ことがあれば、それはあるいは前世の経験のあらわれなのかもしれませんね。

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