勘が冴えているときは、実はタイミングが合いにくい?

人のコンディションには、そのときどきで「波」があります。

日々の生活の中で体調や気分が上下するという「自分自身の変化」もありますし、「人生の学びとしてふさわしい動きをとっていくことになる」という「与えられる変化」もあります。

後者のほうの変化として「波に乗っているように勢いがつく」「やたらと勘が冴える」時期があって、ものごとの展開に勢いがつき、自分の動きに後押しの風がふいていくようになります。

そういうときは、とんとんとスムーズにものごとが進んでいく・・・ようなイメージですが、実際には微妙に「タイミングが合わない」「自分だけ空回りになる」こともよくあります。

幻想の森に、ユニコーンと少女

早すぎて、かみあわないことがでてくる。

乗っているようでいて、何かが少しだけ何かがかみ合わないとか、方向性は同じなのに、自分と周囲の動きが調和していかないことが起こるのは、

動きの勢いがついていることと、解釈や洞察がスムーズになされることで逆に「自分だけが早すぎる」状態になってしまうためです。

もともと直感力が優れている人が、冴えている時期に入ったときに起こりやすいようです。作用がダブルでなされるので。

少し先取りできたら有利ですが、あまりに先取りしすぎても、周囲がついてこないし、自分も適切な動きがとりにくくなります。

たとえるなら、冬にふさわしい動きを夏からやりだすようなもので、いくら「いずれはそのとおりになり役立つ」としても、その時点では皆の意識が違うところに向いていたり、必要な道具を手に入れようとしてもシーズン前で売っていないとか、「間違っていないとしても微妙に調和しない」ことが起こりやすいのです。

以前のアイデアをいかすという方法も。

そういう状態になりやすい人は「今のひらめきではなく、以前のひらめきを行動に移していく」ようにしてタイミングを調整するのがいいでしょうね。

リアルタイムのひらめきは、少し寝かせておくことにしていきなり行動しないという「工夫」です。

と、そのようにアドバイスをさせていただくことが多いのですが、実際にはなかなか難しいようです。

なぜなら、直感力が優れている人は、思考が先に先にと未来に進むので「以前のひらめきを掘り起こす」という過去に向ける思考は苦手だからです。

ひらめきが多い人は、次々とやってくる新たなひらめきに、以前のものが上書きされてしまいやすいので、普段から内容を「メモする習慣」をつけるといいですよ。思考が整理されやすいですし、こういうときにも役立ちます。

コメント

  1. まこ より:

    そうだったのか!です。
    私はうまくいく確信があり前ばかりみているのに、一緒に仕事を始めた人が「思うんだけど、、、」「このことが心配、、、」などと立ち止まってしまうことがよくあります。
    性格のせいかと思ってましたが、私が早すぎるわけですね(^_^;)

    • リカコ リカコ より:

      まこ様

      もとから直感のセンスが高いほうで、冴えている時期に入るという、2つの条件が重なっていると、「早くわかることが加速」することになり、
      早くわかるという優位性もあるとしても、早すぎて空回りになるという逆の作用がでてしまうこともある、ということですね。
      2つの条件が重なるときのあらわれなので、常にそうなるわけではないです。

  2. トラコ より:

    はじめまして。Google検索よりたまたまこちらのブログにたどり着きました。

    あれは何だったのだろう?と疑問に思っていたことがこの記事にぴったり書いてあり、すごくスッキリしました!
    まさにこの記事へ導かれたみたいです。
    おかしなことは言ってないのに周りに理解されない、何でー!?という経験がたくさんあったのですが、ようやくしこりが溶けそうです。
    ありがとうございます!

    (いきなりのコメントで、失礼でしたらごめんなさいませ)

    • リカコ リカコ より:

      トラコさま

      検索よりお越しいただきありがとうございます(^o^)。

      冴えているときは「意識の焦点が前に向かいすぎる」ことで、むしろ「タイミングがずれる(早すぎる)」場合がありますね。
      しくみをわかってしまえば、次に同じ状況になったときに「このこともそうだな」とわかって、
      冴えをいかしやすくなると思います。