自慢話がなぜ嫌われるか。それは、話の内容が羨ましいからではありません。「自分のことばかり話すという行為」が、ワガママな押しつけに思えるからです。
自慢話と認識されてしまう内容は、そのほとんどが「自分話」です。ただ、自分の話をしているだけで、経験や持ち物をひけらかしているケースは少ないです。
ですが、私が○○だったの、私は○○したいの、私は○○が合っていると思う、私が、私が、私が・・・と、自分のことばかり話すから、相手は威圧感を覚えてうんざりとなるのです。
おそらく、世の中の「自慢話」とされる会話の内容をひとつひとつ検証していくとしたら、実は、自慢のような内容の箇所はそんなには多くないかもしれません。
しかし、内容の比率の大部分が「自分話」になると、それを聞かされる側の印象として、自慢話のように認識されてしまうのだと思います。
一方的な発言を聞かされる緊張感や威圧感は、否定的な受け止め方になりやすいです。
自慢をしているつもりはないのに、そのように誤解されるという人がいるなら、それは、「自分話」が多すぎるのかもしれません。
単にそのときの話題提供のつもりで、他意はなく自慢のつもりもなくても、そのように受け取られてしまうこともあり得る、ということは分かっておくことは大事ですね。
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