わりと親しい間柄において「相手が私に何もしてくれない!」とか、「求めているものを与えてくれない!」という不満でいっぱいなってしまうときには、
「自分は相手に対して、十分に与える行為をしているか」を考えてみることが大切です。
全部とは言いませんが大部分において、「自分から与えることをしないまま、与えてもらえないという不満を抱いている」ことが少なくないからです。
人間関係は相互の関係ですから、与えるという行為をしてこそ戻ってくるものが作られます。「自分が与えてないためではないか、与える行為が少ないことはないか」と考えてみてください。おそらくは、ほとんどのケースにこれは該当してしまいます。
「でも、相手に与える一方、尽くしまくっていて、相手がそれに甘えて何も返さないような人もいるじゃない」と思うかもしれません。
ですが、そういう人は「相手が私に何もしてくれない」という不満の抱き方にはならず、「私ばっかり損をしている!」という形の不満になります。「もらえない」という不満ではなく「出す一方じゃないか」という不満になるのです。
「もらえない」「してくれない」という不満になる人は、どちらかといえば依存的な傾向があり、
「自分ばかり損をしている」「自分が出す一方だ」という不満になる人は、犠牲的になりがちと言えます。
依存的な人は相手に求めてばかりにならず、自分からしていくことが大事であり、犠牲的になる人は自分だけ頑張ればいいと思わず(その結果不満になるなら)受け取る姿勢になることも大事です。
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