やめたいのにやめられない、いつもの習慣は、「別の事柄へ入れ換える」という取り組み方のほうがスムーズです。
ただ、「やめる」という取り組みよりも、「Aという行動をやめて、Bという行動に入れ換える」ほうが、抵抗感が小さく、変化をつけやすくなります。
代わりとなる選択肢を、あわせて考えていく。
たとえば食習慣について、「栄養的に偏るので、お昼にめん類ばかり食べてしまうのをやめたい」とします。しかし、お昼を抜くということではないので、これまでのめん類の代わりに「何か」を食べますよね。
ならば、「めん類をばかり食べるのをやめる」と考えるのではなく、
「めん類ばかり食べることはやめて、かわりに、幕の内弁当にしてみよう」というふうに、入れ換えの行動もあわせて考えていようにします。
「やめたい」「やめよう」ばかりに意識が向かうと、結局はそのことばかりに意識がむかいます。
食べたい気持ちでも、食べるのをやめたい気持ちでも、そのこと単体だけを考えてしまうなら、どちらにしても、意識が向かう先が「お昼はめん類」になりますよね(笑)。そうなると、なかなか切り換えられないです。
よりよいことに、移行する(切り換える)行動を。
やめようとするときには、そこに何か理由があるはずです。
たとえば金銭面の負担だとか、自分のためにならないとか、ストレスが大きいとか。
やめようとしている目的(理由)を満たすことを、新しい選択肢の中に含めていけば、移行がしやすくなります。
上記のめん類のたとえなら、栄養のバランスがよくなる幕の内弁当に代えれば、健康増進に繋がりそうだ、というように、
「負担が減って、メリットが生まれる」と思えば、変化への抵抗感は最小限になると思います。
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