転換期を迎えているときには、環境を変えたい気持ちが働く。

人生には、数年おきに、「節目」のようなものがあり、状況や心境を大きく変化させて、一段高いところで、新たな学びをスタートさせていくような流れが作られているようです。

人生の節目、転換期に差し掛かっているときには、「環境を変えたく」なります。お部屋の模様替えをしたくなったり、不要なものを整理して処分したくなったり。

もしくは仕事を変えたくなる方もいると思います。特に不満がなくても、「現状をリセットしてみたい」ような気持ちがでやすくなるからです。

転換期になると、直感的なセンスも冴えてくるので、「そろそろ、新しいステージに差し掛かっていきますよ」的なメッセージ性のある「働きかけ」を、インスピレーションでキャッチするのでしょう。自然に、活動的・能動的な方向にスイッチが入っていきます。

そしてその感覚が、「環境を変えたくなる」という思考と行動に結びついていくのでしょうね。

けれど、転換期だからといって、必ずしも、物理的な環境を大きく変化させる必要があるとは限りません。

しかし、私たちは、「なぜ、自分が環境を変えたくなっているのか」が、つまり、「転換期という流れを受けて、とにかくアクセルを踏みたくなっていること」がなかなか分からないため、「何かを変えなければ、そうすべきだ」という気持ちに追い立てられて、行動をしたくなります。

それが、お部屋の模様替えだったり、掃除だったり、転職を検討することだったり・・・、になるのでしょう。

転換期に、さらなる活躍の場を求めて、職場を変えることはアリだと思います。ただ、(言うまでもないことですが)転換期だからといって、必ず職場を変える必要もなく、変えるべきは考え方や価値観であるケースもあります。

それに、自分が一段高いところへのぼることは、内的なものととらえれば、物理的な環境は変えなくても、可能ですからね。

なので、これといって不満もないのに転職したくなっているときは、落ち着いて良く考えてみてください。本当に仕事を変わりたいのか、(転換期ゆえに)気が急いて焦っている気持ちが、転職という選択に結び付いているだけなのか。

転換期のたびに仕事を変わっていては、かなり落ち着かない人生になってしまいます。でも、そういう状況に学びがある人もいますから、一概に言えませんが・・・。

本当に動くべき理由が自分の中にあるのか、気持ちの焦りや前向きな気持ちが、分かりやすい形で転職に結び付いているだけ(で、実際は、必要はない)なのか、しっかり考えていきましょう。

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