場所が変わっても、相手が変わっても、なぜか「自分に起こることがいつも同じで、○○になってしまう」場合、そのパターンこそが自分が乗り越えていくべき課題=カルマであることが多いです。
たまたま相手との価値観の違いから起こることなら一過性ですから、場所が変わり、相手が変わればもう同じことは起こりません。
しかし自分が持っているカルマが原因の場合、別の場所で、別の相手になったとしても、自分がそれを乗り越えるか、自分自身が成長して変わっていかないかぎり同じことが起こって学ばされます。
カルマの法則とは「自分がしたことが、自分に返る法則」です。
シンプルに解釈すれば、自分が誰かにしたのと同じことが、いずれ自分にも降りかかってくるイメージですが、そういうケースばかりではなく、
自分がしたことの作用で「歪みのある思考パターンが作られてしまう」というカルマの刻まれ方もあるのです。
こういう場面になったら、こう考えて、こう解釈して……というパターンがつくられるときに、少々「もつれて」いたり「こじらせて」いたりするものになってしまうんですね。思考がそうなっていれば、行動にも反映しますから、自分に不利で負荷が掛かる状況を「自分が引き起こして」しまうわけです。
でもそうと気づかず、むしろ自分は良いことをしていると思い込んでいるので(という解釈になってしまうことも含めて「カルマ=歪みのある思考パターン」ということです)、改善したいからこそ同じ(良いと思っている)ことを繰り返してしまいます(>_<)。
通常は、自分の思考パターンがこれらを引き起こしていると、自分で気づくのは難しいのですが、しかし「カルマの乗り越え時」「手放し時」になると、不思議とこれまで気づかなかったことが意識されるようになります。なんとなく自分の思考パターンに違和感がでてくるようになり、あるときはっと気づくのです。
コメント
20代の頃は同じ課題に直面することが多かったですが、だいぶ大人になった最近は直面した問題に対して、「これは人生の課題だから乗り越えるか課題のクリア条件を達成しないとまた同じことに遭うな」という事が分かってきました。
そういう面では経験重ねて効率的になったのかもしれないです。
明太子さま
社会に出たばかりだと、自分が「同じ課題に直面していること」自体になかなか気づけないですよね。ある程度の経験が積み上がって、同じものに「串をさす」ように同じものを見出せるようになると、そこからは「自分自身の取り扱い」がうまくなっていくのだと思います!