人間関係をつくることは、先延ばししないほうがいい

普段から「人間関係は広げられるときに広げておくほうがいい」のだと頭の隅にいれておくといいと思います。人生の時間は長いとしても、しかしいつでも自分が好きなときに関係を広げていけるとは限らず、環境などにも左右されます。機会に恵まれているそのときを大事にして「先延ばししない」という意識をもつほうがいいでしょう。

人間関係とは文字どおり「相手のあること」なので、自分が望んだときに得られるとは限らず、お互いの環境その他が引きあわないと難しいです。

このことは人と関わる機会が多くて恵まれているときには気づかず、むしろ面倒に思って遠ざかりたくなったりもするんですが、しかし（たとえばこのコロナの影響のように）人に関わる機会が少なくなると「あのときもっと人間関係を広げておけばよかったなぁ」などと後悔しがちなことでもあります。

趣味の活動をする機会や、欲しいものを買う機会などは、いつでも自分の都合でつくることができますが、人との関係は「いつでもとはいかない貴重なもの」です。

人との関わりはよいことばかりではなく手間が掛かって面倒なことも多いです。しかし欲しい時に得られるとは限らない貴重なものです。そうした意識で人との関わりを大事にすることが、未来を豊かにしていくことになるのだと思います。