何重にもねじれている「自分への否定」を順番にほどいていく

まだ何もはじめていないうちから「自分なんてどうせダメだし」「できるはずがない」という気持ちになるのは、根本に「自分への否定」があるからで、

自分を否定している状態の最大のデメリットは、選択の場面で判断をまちがいやすいことです。自分に一番いい選択をとれず、ビミョウに低めの選択を無意識でとってしまって人生が混乱します。このことが、私が「自分への否定を手放すこと」は最初にとりくんだほうがいいと思う一番の理由です。

自分にはできるはずがないという過小評価は「自信のなさ」でもあります。成功体験が積めることをして自信をつけていけばいいのですが、複雑な「自分への否定」パターンゆえに、そのための行動がとれないケースもあります。

何重にもねじれている思い込みを順番にほどいていく必要があります。

過小評価と自信のなさが、何重にもねじれているとはこんな感じです。

自分にはできる実力がないと思っていて。それを他人には知られてはいけないと思っていて。「謙虚な人というふるまいをして前に出る機会をつくらない」ようにしてしまいます。できないのではなく、やらないのだと。

こういう思考パターンが(無意識で)出てしまいます。

とっても複雑?な守りの姿勢から行動しないようにしていますから、自信に一番効果的な成功体験もあまり積み上がらず、否定の状態からなかなか抜け出すことができません。

こういう場合、実力がないというのも思い込み、知られてはいけない!というのも思い込みです。知られたからってそこまで不利益にはならないし、

そもそも力がないという認識自体が過小評価です。

こういう複雑な思考を重ねてしまうのは思考力の高さゆえです。完璧主義になってしまっているんでしょうが、こういう思考ができてしまう人が「実力がないわけがない」んですよ。

このねじれを順番にほどいていくと、思考が軽くなり、自分も軽くなり、フットワークが軽くなって行動できるようになります。もともと力はある上に(ないというのは思い込みなので)、行動することでさらに力がついていけば、しっかりと自分を信じられるようになります。

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