タロットカードやオラクルカードが当たるしくみの考察

先日スカイプチャットで質問に答える時間を取りまして、そのときT子さんから「タロットって何で当たるの?」という質問をいただきました。これはとてもいい質問だと思うのでブログでもシェアしたいと思います。

T子さんは「まだ自分で自分を占っているだけだがすごく当たる。でもどうして当たるのかがわからない。そういうものなのか?」とのことでした。

なんか言わんとするところはわかりますね。たぶんカードを使う人は似たような疑問をもったことがあるのではと思います。

オラクルカードと方位磁石

タロットカード、オラクルカード、それ以外の道具でも「どれがでてくるかをみていく占いやリーディング」とは、

ある種の「偶然性」をいかすものです。

当たるのはカードそのものが魔法の道具だから?カードにそういう力があるから?などと考えたくなりますが、それなら誰もが同じように当たるはずで、扱う人により差がつくなら、それとは別の理由が存在することになります。

カードがよく当たる人には、以下の2つのうち、

少なくともどちらか1つの力が備わっていると考えられます。

ひとつは、複数枚のカードから「当たっているカードが出てくる偶然性を引き起こせる」人が当たるということです。ぴったりのカードを引き出せるサイキック的な力をもつ人は、こういう当て方になるのでしょう。

もうひとつは、複数枚のカードから「どんなカードが出ようとも、そのカードから意味を見出していく力を持っている」人が当たるということです。こちらには深く解釈する力が必要になります。カードをみるというより、カードをきっかけとしてその人自身の感性をいかして読みとる力です。

後者の力で当てているなら、どんなカードが出ようとも、何ならカードではなく100円玉の裏表でも、1本の紐からでも笑、読みとることはある程度は可能で、たまたま扱いやすい道具としてカードを選んでいるイメージです。

  • 当たる偶然性をずばり引き起こせる人が当たる
  • 偶然性の発生には多少のブレがあってもそこから必要な意味を見出せる人が(結果として)当たる

しくみはこんな感じだと思います。

ちなみに私が指導しているレッスンでは、後者の力を伸ばす方向にワークを構成しています。ズバリ当たるものが出てくるのを狙うとは、全打席ホームランを狙うようなもので現実的ではないと考えるからです(それができるならわざわざレッスンは要らないですからね)。安定的な打率でヒットが出るようにするには、こうした読みとる感性を伸ばしていき、カードが展開されるという「偶然性に対応できる力を備えておく」ことで、結果として当てられるようにもっていきます。

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