思考、発言、行動などの、すべての「行い」にはスピリチュアルなエネルギーがあって、ものごとを起こしたり影響を与えたりする作用をもちます。
私たちは日々、いろいろ考えたり行動したりを通して、
たくさんのエネルギーをつくり出し放っていることになります。
ではこれらの放ったエネルギーはどうなるかというと、特定の相手に向けたものならまずは相手に届き、そして最終的には自分へと返ってきます。
または、特定の事柄に向けたものなら、事柄に届いて何かしらの影響が与えられ、そして同じように最終的には自分へ返ってきます。
これが、自分がしたことは自分に返ってくるという、
カルマの法則のしくみです。
いくつか具体的に考えてみると、
たとえば会社の上司に対して「明日の打ち合わせで、どのように話を組み立てようかなあ」などと思った場合、その「思いのエネルギー」は、まず上司のところへ届きます。
これは瞬時に届くでしょうね、スピリチュアルなエネルギーは、物理的な距離と時間に制限されないので。しかし届いておわり…ではなく、エネルギーはめぐるので、最終的にはエネルギーは自分のところへ戻ってきます。
また別のたとえとして「おいしい料理をつくりたくて料理教室に参加した」とします。その「行動のエネルギー」は、まずは自分の手をとおして食材へ、さらには料理教室という場所へと注がれ、こちらもめぐりめぐって最終的には自分へと戻ってきます。
このような場合は(思いだけの場合とはちがって)料理のスキルが身につくなどの現実的なメリットが得られますが、それと重なるように「行動のエネルギー」がつくり出されて作用をもつのです。
このように、さまざまな行いのエネルギーは、この世のあらゆるところをめぐり、ときにはあの世の次元をめぐり……、いつか自分に返ってくるようになっています。
それがいつかは、わかりません。
瞬時か、10年後か、あるいは来世かもしれません。
スピリチュアルなエネルギーは、物理的な距離や時間に制限されないからこそ、自分がしたことが自分に返るしくみが成立するのです。
コメント