人間関係は、同じ要素をもつ人同士が引き合うという「波長の法則」によってつくられているので、もしも、何かの行き違いや対立等が生まれたならば、その原因は、双方にあると考えたほうがいいでしょう。
そうした原因となる要素を、自分もいくらかはもっていたかもしれない、という、自分を省みる冷静さと謙虚さが大切だと思います。
相手だけが一方的に悪くて、自分は100%の被害者である、という解釈をしてしまうと、なかなか解決のための方法は思い浮かばなくなります。
自分の側から、感情でいっぱいの視点で眺めると、相手の悪いところだけが目についてしまいますが、相手だけが悪いということが起こり得るのか、自分には本当にひとつも悪いところがなかったか、理性で考えてみることも必要ではないでしょうか。
自分の改善点を探し気づいたなら、それだけ自分自身が成長できます。
相手の改善点だけを探そうとする視点では、自分のことが見えません。
そうした視点をもって、自分と相手の間にある問題を眺めてみると、きっと何かが見えてくると思います。
どちらが悪いとか、誰のせいだとか、そういうこととは別の、自分と相手の未熟な点が見えてくると、「この人間関係から、何かしらの得られるものがあるだろう」という新たな気持ちを抱くこともできるようになります。
そのように思えたら、相手への見方が変わり、自分の姿勢も変わりますね。
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