スピリチュアルなしくみや現象を説明する際に、「波長」、または「波動」という表現がよく使われます。
私は、波動という言い方は、あまり使わないのですが、スピリチュアルなエネルギーをあらわす際の、「波長」と「波動」という2つの言葉は、ほぼ同じことを指して使われることが多いようです。
波長の法則は、よく知られている。
たとえば、「共通しているもの同士が引き合うという、波長の法則が存在する」とか、「自分の波長(もしくは波動)を高くするためには」、などの表現は、スピリチュアルな書籍等でよく使われます。
そして、その文章の意味を、理解することも、この分野に関心をもっている方にとっては、そんなに難しくはないと思います。
たとえば「波長の法則とは、どんな法則か」と問われたら、「同じ要素のあるものや人が、引き合うというしくみですよ」と、だいたいそういう意味のことを、回答することができますよね。
しかし、「では、波長とは何か?またはどういう状態なのか?」と問われたら・・・、スピリチュアルに関心をもっている人でも、説明のために、どんな文章で表現したらよいか、意外と思いつかないものではないでしょうか。
だいたいこういうことを表すという、おおよその意味するところはわかっているけれど、具体的な説明となると、これは難しいかもしれません。
このことを説明している書籍は、あまり多くはないですから(波長や、波動がどう影響するかということの説明は、されていることが多いですが)。
波長、波動とは、エネルギーの振動の幅や高さのこと。
スピリチュアルな表現として使われる、波長、波動という言葉は、「スピリチュアルなエネルギーの、振動」のことです。
スピリチュアルな領域での、エネルギーの振動数が高いことを、「波長が高い」といいます。同じような振動数が引き合って起こる現象が、「波長の法則」です。
何らかの行動をとれば、体に振動が与えられますね。感動は、心や感性が動いて、内面に振動が与えられます。
広くさまざまな刺激、働き掛け、エネルギーはすべて何らかの振動(数)をもっていて、それに感化されたり、取り入れたり、共鳴したりして、人は成長していき、波長・波動も比例して高まっていく仕組みです。共鳴できる(引き受けられる)振動数の領域が、広くなったり、より高いところで振動できるようになっていくのが成長です。
この低い振動の世界で、高い霊性を体現する学び。
霊的な世界とは高い振動の世界で、物質的な世界(この世)は低い振動の世界です。
そして、この世という、霊的な世界より低い振動の場所、その次元においての、振動の高低もあります。
この世においては、たとえば、思いやりをあらわすことや、意欲的になることは高い波長のあらわれとなり、悪意をもったり、怠惰になってしまうと、その逆の波長のあらわれとなります。
スピリチュアルに関心をもっている方の多くは、霊としての自分を磨いていこうという意欲を高く備えています。
この世という場所で、霊としての自分を磨き、霊的に生きていくということは、「振動数の低い(この世という)次元において、高い振動を自分が体現して生きる」姿勢になることです。
そのためには、高い振動数に同調できる自分になることが必要で、それが、言い換えると、スピリチュアルでよく使われる「波長を高める」ということなのです。
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