人間関係の変化は、あり得るものと受けとめていけばいい。

以前からの友だちと、昔ほどには気があわなくなったとか、合わせようとする姿勢が見られなくなってきたなど、お互いの思い入れの度合いに差がでてくることがあるものです。

そうした変化を、悲しいとか、寂しいとか、残念だなととらえるのは女性に多いです。

女性は感情で判断することが多いですし、「お互いに、同じだね」とか「分かり合えている」とかの共感を重視した人間関係の作り方になるためです。

そのため、前のように共感しなくなったのは、何が悪いのだろう、何が原因だったのか、自分が悪いのだろうか、もっと気を付けていればこうはならなかっただろうに、と、いろいろ複雑に原因を考えてしまうのですが、

実際の原因というのはとてもシンプルで、「この世のものごとはすべて、時間というしくみによって変化するもの」だからです。

特にこれといった理由がなくても、時間とともにお互いが変化していき、以前ほどには合わないところがでてくるのは「あり得ること」なんですよね。

ましてや、親しいといってもときどきしか会わない関係ならば、会わない間の個人的な経験がそれぞれにあるわけで、学生時代のように、常に同じ環境にいる場合と同じようにはいかないものです。

もしも、時間が過ぎて、共通する要素が少なくなってもなお、昔と変わらずに続いている関係があるなら、そちらのほうが珍しく、それはとても恵まれていることです。

そして、変わってしまう関係があっても、それがむしろ「普通」なのかもしれません。

そのように考えていけば、変わらない関係に感謝することができます。そして、変わっていく関係に対しても、納得して、また新たな気持ちで前を向いて進んでいけますね。

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