あえて制限をつけると、動きだしやすい場合もある。

制限されているのはやりにくい、自由であるほうがやりやすい・・・ように、一見思えるけれども、実際はそうでもないです。

制限は、判断基準にとなって、選びやすさや、決めやすさを与えてくれています。

制限がない状態は、自由であるぶん明確な基準がないため、いつまでに何をどうするか、判断がしにくいのですよね。

何かをしたいという意欲はあるけれど、何をしたらいいかわからないときには、あえて「自分で制限をつけた動きをとってみる」という方法もいいでしょう。

たとえば、「○○に関連することを、3ヶ月以内で出来ることだけやってみる」とか、「お金をあまり使わない方法で、楽しめることをしてみる」というように。

「○○の範囲内で」「○○はしない方法で」という制限は、決めやすさを助けてくれます

何かしら動きをつけてみると、自分に活気と勢いがでてくるのがわかります。

行動したことの刺激は、自分のエネルギー全体を揺り動かしてくれるためです。

けれど、こうした方法は、あくまで、スタートを助けるための「きっかけづくり」ですね。目的をもった動きではなく、動くために目的を作ったようなものですから。

こうして見つけた目的は、「やりやすい」ことではあっても、「役立つもの」や「合っているもの」ではないケースも多々あるでしょうから、本番前のウオーミングアップだととらえていき、

スタートの勢いと活気を得たら、そこで改めて、自分が何をしていくのがよいだろうかと考えてみるといいでしょう。

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