他人どうしの揉め事に、自分がどこまで関わるか。

他人に降りかかっている問題を、まるで自分のことのように受けとめて何とか改善や解決をしようと頑張り過ぎてしまう人がいるものです。

そこまでの思い入れをもつのは、情に厚い、優しい人に多いのですが、関わる度合いは、よく考えてから行動するほうがいいですね。

主張している内容はとても正しい内容であっても、当事者ではない人が踏み込みすぎると、状況がこじれてしまうことがあるからです。

他人からみると、とても激しい対立に思えることも、当事者同士には「いつものこと」「たいしたことではない」場合もあります。

たとえば、些細な揉め事なのだけれども、近しい関係だから感情的に収まらなく、お互いにわかっていながら言い合いになっている状況があるとして、他人から正論で諭されてしまえば、逆に、火に油を注ぐことになりかねません。

または、怒りの矛先が、仲裁者へと(それも、双方から)向いてしまうこともあります。

そうなったら、誰も得をしませんよね。

岡目八目という言葉があるように、ちょっと離れて客観視することで、わかることはたくさんあります。当事者だからわからないのだろうなと思えば、少し、助言をしてあげることで、その場をおさめていくようにしてあげたいという、優しさは素晴らしいです。

ですが、その事柄への関連度の、優先順位があり、もちろん当事者同士が一番で、その次が、間接的に関わりがある人で、第三者は、さらにその下になるという、関連度からの立ち位置をふまえて、あえて、距離をとることも、大人同士の付き合いには大事なことだろうと思います。

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