使い慣れたものを、捨てられないことのエネルギー的な関連。

今は使っていない物なのに、ただ場所をとっているだけの物なのに、なぜか処分する気になれない物があって、なかなか片付けが進まない場合がありますよね。

それは、エネルギーレベルでの繋がりに対する、思い入れのためかもしれません。

所有している物には、持ち主のエネルギーがついていきます。

よって、現時点では使っていないものでも、(過去に長く愛用していて)自分のエネルギーがついているものには、親近感や愛着がわきます。自分のエネルギーがたくさんあると、安心になりますからね。

それらを処分するということは、自分の安心のエネルギーを減らすような感覚になり、抵抗感がでてくる場合もあるのです。

そのときは、このように考えてみましょう。

物は、自分のエネルギーを帯びているけれども、自分自身ではありません。

一番の、エネルギーの貯蔵庫は自分自身です。

自分の姿勢が、精力的、活動的、意欲的になっていれば、エネルギーに満ちていられますし、これから手に入れるものや、今ある必要なものにエネルギーを乗せていくこともできます。

物を大事にする感性そのものは、素晴らしいことだと思います。安いからと簡単に買い、不要だからと簡単に捨てるという繰り返しでは、あまりにそこに情緒がないですから。

しかし、多すぎる物の存在は、それらのエネルギーに干渉されて、自分を落ち着かなくしたり、気忙しくしたりする場合もあります。

必要なもの、好きなものを、自分の管理が可能な範囲において所有するというバランスが大事だということですね。

そうすれば、やたらと物が増えすぎることはなく、保管場所に困ることもなく、自分のエネルギーがついた安心できるものを長く持ち続けていくこともできますから。

まずは理屈で理解すると、少し気持ちが落ち着いていきます。

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