「あの人とは、どうも行動のペースがかみ合わない」とか、「あの環境では、自分のペースが乱されて疲れる」という表現で、物事の進め方や、認識や解釈などの、速度の違いをあらわすことがあります。
あるひとつの出来事に対しての印象ではなく、その相手のなすこと全体への印象として、「あの人とペースが合わない」と感じるときは、
お互いがもつ、エネルギーの振動数の、開きが大きいのだと思います。
人にも物にも、それぞれ固有のエネルギーがあり、備わっている幅で動いています。
スピリチュアルな観点から、そうしたエネルギーの動きをあらわすときに「波長」または「波動」という言葉が使われることがあります。
それぞれ固有のエネルギーですから、人間関係において、相手のそれは、自分にとっては、いつもと違うエネルギ-(の振動)にふれる機会となります。
自分のもっている振動よりも、少しだけ違う相手の振動は、「普段と違う刺激が面白い」とか、「新鮮に思えて心地よい」となるのですが、
大きく違う相手の振動は、「何か違う」「不安定感を覚える」という感覚になることがあります。
いつもの自分と違う振動で揺り動かされる状態が長く続けば、「不快」になっていくことも多いです。
ペースが合わないと感じる相手とは、お互いが放っている波長に、かなりの開きがあるのでしょうね。
どちらが正しいとか、相手が悪いとかではなくて、ただ「開きの度合いが大きすぎる」のだと思います。
自分の本来の振動と、違うところを動かされることになれば、疲れる、という感覚よりは、「相手によって、疲れさせられている」という感覚になってしまい、
相手に対して、イライラしたり、怒りがでたりすることもあるかもしれませんが、
これは、お互いの持っている振動の違いなのだと理解すれば、疲れはかわらなくても、気持ちは静まります。
状況は何もかわらなくても、気持ちの上でちょっと距離を置けるためか、自分のペースをまもりやすくなることが多いようです。
コメント
初対面からどうしても合わないという感覚を持ってしまうことがあります。
その場合、何度会っても話しても噛み合いません。
その感覚はやはり波長が合わないということなのですね。
M子さま
初対面の印象が、実際に関わったのちにも変わらず続いていったのでしたら、
初対面から「お互いの波長の違いを、感覚としてとらえていた」のだと思います。
そのときの感覚が、当たっていたということでしょうね