わからない部分は「とりあえずとばして先に進む」という進み方。

ある行動をしている途中で、想定していたペースで進むことができず、どう判断したらいいかわからない部分がでてきたときに、「とりあえずその部分をとばして先に進む」という考え方が、普通にできる人と、なかなかできない人がいます。

後者のタイプは、やる気があるのにうまく結果に結びつけにくい場合がありますね。気になるところが解決されるか、疑問に思うところに納得できてからでないと、次の行程に移っていけず、何かがつまずくとそこで全体が止まってしまうからです。

薔薇の香りをたしかめる女性

ものごとって、自分の思ったとおりには進んでくれないもので、まして、他人が関わる要素が多ければさらに進まないので、「とりあえずそこをとばす」ことが苦手だと、ものごとを前進させていくことが難しくなります。

このような割り切りが簡単にできるかどうかは、生まれ持った気質の影響が半分、その後の人生経験の影響が半分で、

気質は変えにくいですが、経験は変えることができるので、

どのように考え、動いていくといいかという、経験からの知恵を身につけていけば、ある程度はコントロールをすることができます。

とりあえずとばして先にいくことができる人は、問題があったときに「とばして先に進んでも、後から帳尻をあわせることはできる」ことや、「とばして未解決になったままでも、ものごとの全体がうまくいくこともある」ことが、過去のさまざまな経験から「わかって」います。

過去に、このようにやればうまくいく、または、このようにやっても結果としては変わらないという「成功体験」があるから、次の機会にも当てはめていくことができるのです。

つまり、とばして進むことができない人も、思ったとおりの順番に動けなくても、成果をつくっていくことができた体験を何度かしてみれば、そういうやり方も「あり」だという認識が自分の中につくられます。

最初のうちは(まだ成功体験がないのだから)自分だけでやろうとしても難しいので、そういう動きが得意な人にアドバイスをもらうのが一番いいですね。

進めなくなっている部分をとばして「次に動いていくこと」を、例をあげて示してもらえると、解決しなければならないストレスから解放されて力を出しやすくなると思います。

コメント