誰にも、「得意なこと」と「苦手なこと」とがあるものです。
これらは、大部分「生まれ持っている性質」が関連しているので、どちらもふくめて、その人らしさだととらえていくのがいいと思います。
後天的な環境要因で作られた部分なら、努力で変えていけるところは幾分あるとしても、
生まれ持っている本質と関連しているあらわれは、得意、苦手を含めての「その人らしさ」であるので、
両方をそのまま、認めていくことで、自分を楽にしていけます。
または、他人に対しても、そのままを認めていけば、期待しすぎずに、楽になれます。
エネルギーレベルでいえば、得意なことと、苦手なこととの、開きがあるからこそ、両者の「間」をエネルギーが動くことができ、動きが「活力」となって、あらわれていきます。
仮に、得意なことばかり、完璧にそろっていて、引っ込んでいるところが何もなければ、(落差による、間がないので)動きが生じにくくなり、感動も、刺激も得られなくなります。
苦手なことをなんとかしたい、苦手なところは自分の欠点だと、ついついそう考えて、不満や不安を抱いてしまうものですが、
得意も、苦手も、この状況から何かを学ぶための、動きのために、「備えて生まれてきている」のだとらえていくと、
その上で、これからの人生をどう過ごしていくかという建設的な視点をもって、進んでいくことができるのではないでしょうか。
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