霊に憑依されたらどうしたらいいのか。

スピリチュアル的にいえば、私たち人間も「肉体をもっている霊的な存在」であるので、日々の生活のさまざまな場面で、実は霊的な事象にふれていますし、霊的な存在とも関わりも発生しています。

しかしそれらは、目に見えるような形をもたないことと、私たちのほうも、一日中スピリチュアルなことを意識していられる暇もないので、気づかないまま過ごしているだけです。

霊的な事象、霊的な存在との関わりという、幅広いものの中には、あまりありがたくない現象として「未浄化な霊に憑依されてしまう」ケースも含まれます。

憑依とはどういうときに起こるのか、

起こったらどうなるのか、

憑依されたらどうしたらいいのか?を書いていきたいと思います。

天使之姿をしている女性

憑依が起こるとは、どういうことか。

そもそも霊による憑依とは、どういうことなのか。

このことについては、言葉でこうだと語るまでの理解はしていなくても、だいたいのイメージは、多くの方の頭の中に存在していると思います。ファンタジーなドラマや映画などの題材としてとりあげらていることはよくありますからね。

ただしそれらは、映像化のために、わかりやすく極端にして演じられているので、実際は、そこまで大げさなようすにはならないでしょうけれど。

さて、ここからが説明となります。

すべてのものには、その存在や性質をあらわす「エネルギーの振動」があり、そのことをスピリチュアルな表現として「波長」や「波動」といいます。

霊の憑依が起こることとは、「憑依してくる霊」と「その人」との波長が引きあうことでなされる霊的な現象のひとつです。

つまりこれも、同じ要素をもつもの同士で引きあうという「波長の法則」によるあらわれです。

霊的な振動数が引きあうことで起こる。

スピリチュアルなしくみとして、この世で起こることのすべては、同じ波長を持つもの同士が引きあって展開していきます。

ものごとが起こることも、人との出会いや関わりも、何らかの意味で同じ波長の要素があるからこそ関わりがつくられていきます。

霊の憑依も、基本的なしくみは同じです。

霊にも霊的な振動数があり、

人にも(人も霊であるので)霊的な振動数があります。

しかし、人には肉体という器がありますから、本来はそこまで大きくお互いの振動数が重なることはないです。

そもそも、人がいるのはこの世という物質次元であり、霊がいる場所は、あの世という霊的次元であるという、違いもありますからね。

けれども、何かの事情で、霊がこの世からあの世へと移行していかずに、この世に近い次元に留まったままになることがあり、

人のほうも、たとえばとても疲れているとか、落ちこんでいるとか、怒りでいっぱいになり本来のその人らしさを失っているなど、コンディションが乱れて低下することはあり、

そうして、お互いがもっている波長の幅うちの、低いところが引きあって同調してしまうことがあります。

もともとお互いに「霊同士」ですから(人も霊であるので)、似ている性質を有しているところはあるけれど、人は肉体という器があるため「霊的なほうにばかりに、傾かないようになっている」はずが、

前述のようなシチュエーションが揃ってしまうと、ときに、憑依という引き合い現象が起こってしまうということです。

憑依が起こったら、実際にどうなるのか?

では実際に、憑依が起こったときにどのようなあらわれとなるのか。

このことは、過去記事でも何度かとりあげています。

共通している要素があるから引きあうしくみなので、まったく自分にない要素が、憑依によって加わるしくみではないので、「自分の中にある要素が、いつもより過剰になる」あらわれとなることが多いでしょう。

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しかし、まったくないものが新たに加わって、その人らしくない行動をとる、というようなあらわれにはならないので、

実際のところ、憑依が起こったとしても、ほとんどのケースで、自覚もあまりないでしょうし、他人もあまり気づかないと思います。

そのくらいの「プチ憑依」は、日常茶飯事でいくらでも起こっているのですよね、実は。そうして、憑依されたり、いつのまにか解消されたりが、わりと普通にくり返されています。

ドラマや映画の題材として描かれているような、大がかりな憑依というのは、まずめったに遭遇するものではありません。ほとんどの人は、一生のうちで経験しないことですから、あのようなケースを怖れる必要はないのです。

憑依されたら、どうしたらいいのか。

これまで書いてきたとおり、憑依とは、霊とその人が同じ要素を何かしら(その時点では)もっているから起こってしまう「同調」の現象ですので、

自分が憑依されているという認識は、もちにくいものです。

自分と違うものには違和感がでるけれど、似ているから同調しているということですから、いつもと何かが違う?というふうな認識が起こりにくいのです。

ほとんどの憑依は、小さい重なりですからね。

そして、いつのまにか解消されているものですから、

それほど気にしなくていいケースがほとんどです。

ときとき、霊感が強くて同調しやすい体質であり、なおかつものごとを客観視する目線を備えている人であれば、自分のようすがいつもとちょっと違う、体調もなんだか重いような、疲れやすいような、自分が何かにひきずられているような違和感のようなものがあると「わかる」こともあるかもしれません。

そういうときは、意識して「いつもの自分らしい自分に戻ること」を心掛けてみてください。自分以外の何かに影響されない、自分らしい自分をあらわすように、できることをしてみるのです。

きちんとした生活をする、

感情だけにとらわれないようにする、

整理整頓、掃除をして、風通しをよくする、

明るい気持ちをもっていく。

体調を整える

それらに関連することを、何か行ってみてください。

そうしてコンディションが少しでも持ち上がっていけば、引きあっている部分が引きあわなくなりますから、憑依は解消されていくと思います。

霊の憑依は、小さいものなら、日常よくある現象です。
「霊の憑依」は、怖いものに思えてしまうかもしれませんが、実は、プチなものも含めれば、「日常、誰にでも普通に起こっている現象」で、それほど気にすることでもありません。 すべ...

こちらの過去記事も参考にしてみてください。かなり前に書いたものなので、文章の書き方が下手ですけれど(-_-)。。。

あとは、

体をうごかして、エネルギーの「めぐり」をよくすること、

入浴をして、不必要なエネルギーを流すこと、

しっかり睡眠をとって、エネルギーチャージをすること

などもとても効果的です。

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